数日前のニュースですが、一部のアダルトアフィリエイターに関係しそうなものがありました。
「海賊版ダウンロードに罰則 来年1月、漫画など全般 改正著作権法が成立」
これまで音楽と映像だけに限られていた違法ダウンロードの罰則が、漫画・書籍・論文・プログラムにまで拡大されるよというニュースです。
で、このニュースで注目してほしいのは最後の3行。
海賊版サイトに誘導する「リーチサイト」の規制も強化。サイトを設置・運営したり、無断で公開された著作物のリンク先を掲載したりする行為も対象とする。施行は今年10月。
この部分です。
リンク提供者の刑事罰は、3年以下の懲役・300万円以下の罰金(併科も可)
それに加え、民事で損害賠償請求も可能になっています。
リーチサイトとは、サイト自体には違法コンテンツが直接アップロードされてないけど、違法アップロードサイトへのリンクを貼って誘導している橋渡し的なサイトのことです。
日本で有名なのはエロタレストですね。
このエロタレ自体は箱のようなもので、そこに色んなアダルトブログ(通称エログ)が登録されており、そのブログ内に違法アップロードされた動画へのリンクが貼られていて、簡単に違法動画が視聴できるようになっています。
10月に施行されるリーチサイト規制では、エロタレも登録サイトもどちらも規制対象に入ると考えられます。
まぁ、リーチサイト規制は親告罪なので権利者の判断に委ねられるのですが、リーチサイト運営にリスクがあるのは明白です。
アダルトアフィリの手法の中にはエロタレを攻略して稼ぐ方法もあって、情報が手に入りやすいところにあります。
アダルトアフィリの稼ぎ方を調べてみると「エロタレを攻略する」的なことが書いてあるブログが出てきたりしますね。
最近、これからアダルトアフィリを始めたいという方からのお問い合わせが増えているので、こういう規制関連のことも頭に入れて取り組む手法を判断していただければと。
個人的には、リーチサイト運営は止めておいた方が良いという考えです。
以前メルマガでお話したことがあったと思いますが、私はこれまでリーチサイトで稼いだことはありません。
また、これは完全に個人の意見なのですが、リーチサイト運営で稼ぐのは"悪"だと思っています。
なぜかと言うと、我々アフィリエイターというのは、”消費者”と”販売者”がいないと成り立たないから。
消費者は商品を購入して満足し、販売者は商品が売れて利益が出る。
その利益の一部をアフィリエイターが受け取るというシステムです。
この流れが無いとどこかが損をし、長期で稼ぎ続けることが難しくなります。
リーチサイトは違法アップロードされた動画がメインコンテンツで、元は有料で販売されている動画です。
中には、正規販売サイトが公式にアップロードしている合法的な無料動画も存在しますが、リーチサイトの多くが違法アップロードされた動画にアクセスを流しています。
有料動画が無料で視聴できることをエサに消費者を誘い込み、広告をクリックさせたり等することで収益化。
こんなのどう考えても、販売者の利益は減る一方です。
中には、リーチサイト内にFANZA等の公式サイトを一緒に紹介しているので少しは販売に貢献している。と言う方もいると思いますが、そのサイトを訪れているユーザーのほとんどが無料で動画を見たいわけですよ。
アクセス数に対して売れている数はたかが知れているでしょう。
ほとんどが違法アップロード動画に流れてちゃんとお金出して買う人がほとんどいないサイト。
こんなの"悪"でしかないというのが私の考えです。
もちろん、違法アップロードされている無料サイトが野放しになっているのが最大の問題ではあるのですが、それはまた別の話しとして。
アダルト業界が"長期的"に存続できる方法で稼いでいく。
これが、自分の報酬も長期的に安定させると私は思っていますし、そういうアフィリエイターが増えると個人的にも嬉しいです。
今年の10月以降、リーチサイト関連で何らかの動きがあると思うので注目したいと思います。
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